またもやリコールのトヨタ
出る杭は打たれるなどとよく言われますが、これを自動車界に置き換えるとトヨタがいい例でしょう。
それは国内ではなく北米エリア、いわゆるアメリカやカナダでは格好の餌食になっているようです。
日本でも似非エコブームによって大人気になったトヨタのプリウスは北米エリアでも大人気です。
しかし、自国の商品に絶対的な自信を持つアメリカ人はこれをよしとせず、日本の自動車メーカーが作ったこのプリウスのあらさがしを始めたわけです。
そこで見つかったのが過去にあったブレーキに効きが悪いという事、これによって起こったといわれる事故が多発していることからトヨタは仕方なくリコールを発表したわけです。
アメリカでは企業に対する制裁が非常に厳しく、この事態に対する制裁金がなんと1200億円。
その額も驚きですが、それを簡単に支払ってしまうトヨタの資金力も驚きです。
アメリカでのリコール騒ぎはこれで一件落着したわけなのですが、また新たにリコールが発表されたのです。
今回は大人気のヴィッツやイスト、ラクティス、ベルタなどのコンパクトカーでシートレールとワイパー、ステアリングコラムの固定部分にトラブルがあったそうです。
中でもシートレールは、固定するためにつけられているスプリングが破損して、シートを固定できなくなってしまうらしく、ブレーキペダルを踏んでもペダルが足の力で踏み込まれるのではなく、その力でシートが一番後ろまでスライドしてしまうのです。
ドライバーからすればこれは驚きで、危険も伴うので該当者はいち早く対処してもらいたいと思います。
ただこのリコールは「出る杭は打たれる」的なものではなく、コスト削減による部品の強度不足が招いた事です。