ドライブトレーンに難あり

ドライブトレーンに難あり

アメリカ人は1台の車を長い期間乗ることが多く、それこそぼろぼろになって動かなくなってから初めて次の車を買うというのが多いらしいです。

 

しかし、アメリカの車はすぐに壊れるということがよく言われ、ぼろぼろになるまで乗っていられないのではないかと日本人からすればそう思いがちですが、アメリカ本国ではそれほど壊れないそうです。

 

ただ、日本に来ると特にエンジン系やトランスミッション、デファレンシャルギアなど駆動系がすぐ壊れることが多く、それゆえアメリカの車はすぐに壊れるといわれるようになったのです。

 

確かに日本を走っているアメ車は壊れやすいのですが、本国では故障知らずとは不思議なものです。

 

実はこの故障、走るステージが違いすぎることによって引き起こされているのです。

 

本国アメリカでは、都市部でも比較的信号が少なく、更にちょっと町を外れると信号などは全くないというのが普通で、車の運転も一度走り出したら次に止まるのが数キロ先というのも少なくはないのです。

 

対して、日本の道路事情は、信号や細い路地が多く、走っているより止まっている方が長いこともしばしばです。

 

実はこの違いがアメ車のエンジンからドライブトレーンにかけての各部分に負担をかけさせているのです。

 

特にハイパワーエンジンを搭載しているコルベットやカマロ、重量のあるF-150やダッジラムなどは顕著に出るそうです。

 

簡単にいえばアメリカの車は細かいゴーストップを繰り返すような運転に対応できるように作られていないのです。